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( )2. ゴム軸受の場合、プロペラ軸を船尾管軸受に挿入する時、ゴム軸受に中性洗剤を塗布するとゴム軸受の損傷に有効である。
( )3. 油潤滑軸受の場合、プロペラ軸を船尾管軸受に挿入する時、軸受面の油などを拭き取ってから、挿入する。
( )4. 可変ピッチプロペラ装置の場合、一般にプロペラ軸は船尾側から船尾管軸受に挿入する。

 

4. プロペラ軸にプロペラを押込むときのことをかいたもので、正しいものに○を付けなさい。
( )1. プロペラ軸のテーパー部は、プロペラ押込み前にゴミなどを清掃し、油を塗布しておくと、プロペラ押込み作業が容易に出来る。
( )2. プロペラ軸とプロペラとの摺合率は、65%以上とする必要がある。
( )3. プロペラ軸とプロペラの摺合率が高いとプロペラをプロペラ軸に押し込んだ時、フレティングコロージョンが発生しやすい。
( )4. プロペラ船首側パッキン寸法が適当でないと海水が侵入し、プロペラ軸にクロスマークが発生することがある。
( )5. キーレスプロペラの場合、プロペラ押込み計算書により押込量は決まるが、その時、温度に関係なく押込量を決める。

 

5. 次の文章は船尾管船首側射水装置についえのものであり、正しいものに○を付けなさい。
( )1. グランドパッキン方式の場合、プロペラ軸スリーブの摩耗がないので、射水効果が良い。
( )2. グランドパッキン方式の場合、海水の漏洩量が多くなった時、パッキンの増締めが容易に出来るが、プロペラ軸スリーブの摩耗が発生する。
( )3. グランドパッキン方式の場合、グランドでパッキンを締めつけた時、グランド側の奥に行くに従って1順次パッキンと軸との接触面圧が高くなる。
( )4. グランドパッキン方式の場合、プロペラ軸スリーブとグランドパッキンとの摺動部は、スリーブ表面が摩耗するので、スリーブの摺動部にはFRPなどでコーティングして保護するが、端面シール装置の場合は、磨耗、電蝕などがないのでスリーブの保護対策は必要ない。

 

 

 

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